gv-seibel9110

 

本種はフレンチハイブリッド(直産雑種)である。 フィロキセラ(根あぶらむし)の被害で大打撃を受けたフランスで、フィロキセラ抵抗性があり、接木しないで自根栽培できる品種を育成しようと、欧州種と台木を交配したものがフレンチハイブリッドである。 フランスのセイベル氏作出で、同氏系統中、最も知られた品種である。 円錐形大房、300~400g程度。 花流れは少なく粒着適度の省力品種。 卵形~先尖楕円形粒2~3g。 透明度の高い白黄色~緑黄色。 果皮薄く皮ごと食べられる。 果肉は塊状で肉質は緊まり、果皮との離れはやや難。 香りはなく食味は爽快である。 糖度は高く18~20度。 ジベ処理して無核化した果実をホワイトアーリーと呼ぶ。 無処理の熟期は8月中~下旬であるが、ジベ処理すると8月上~中旬に早熟化する。 脱粒性は少なく輸送性もある。 栽培容易で趣味栽培にもよい。 生食醸造兼用種である。 適地の幅が広く、最近はワイン用として西日本から北海道までの各地で栽培され、ワインメーカーとの契約栽培が多い。 樹勢は中位 、耐寒性は強く、耐病性は非常に強く豊産性である。 ただし、裂果性があり、年によっては被害を受けるので、園地の肥培管理、排水などに留意すること。 

[出典元]: 植原葡萄研究所

 

[最終更新日]: 2015年9月18日